2023年

第18回 琴線に触れる言葉  梶田 明子
2023年 · 2023/12/10
数年前、義父が亡くなった。明け方、トイレに行こうとしてふらついたのだろうか、義父は寝室でうつぶせに倒れ……。

第17回 偲秋描  柳瀬 元志
2023年 · 2023/11/10
今回のエッセイは11月掲載ということで、秋をテーマに書くことにしました。私の場合、テーマが決まれば次はタイトルを考えます…

第16回 わが町 下石  加藤 満男
2023年 · 2023/10/13
題名の文字。何と読むのでしょう。 下石(おろし)と読みます。少年が生まれ今も暮らしている町の名前です。

第15回 富士山すべり台  いとう 菜のは
2023年 · 2023/09/14
「え、富士山すべり台って東京にはないんですか……?」 ある映画の初稿でこんなト書きを書いた。 『富士山の形のすべり台で遊ぶ子どもたち。楽しそうな笑い声が響く──。』

第14回 ヘッドホンには負けないよ 近代プラネタリウム100周年  田島 秀樹 
2023年 · 2023/08/10
できれば、 台詞とか、最小限にして欲しいなぁ。 ストーリー? そういうのもいらないや。 なんならぜーんぶ、BGMだけで、とか。

第13回 作ること、食べること  芳賀 倫子
2023年 · 2023/07/10
今朝も、猫の額ほどの庭には、タラの芽、山ウド、ワラビ、フキ、ミョウガ、ミツバ、サンショ、などが顔を出しており、一周すると一握りほどの山菜が採れる。一握りあれば……

第12回 三つ子の魂百まで  三輪 のり子
2023年 · 2023/06/07
もうすぐ3歳になるのんちゃんは、いつもママに叱られていた。 「早くご飯食べちゃいなさい!」「おもちゃ片づけなさい!」「何やってるの!」「ぐずぐずしないの!」 八つ当たりの標的になっていたのんちゃんは、いつしかママの顔色を窺うようになった。

第11回 立ち尽くした果てに  麻創 けい子
2023年 · 2023/05/10
時代物のラジオドラマや芝居を書くのに現地取材は欠かせない。というわけで関ヶ原へは度々訪れた。もちろんあの合戦をドラマにするためだ。その日は冬だった。雪が古戦場を白く覆っていた。石田三成が陣を張ったと言われる小高い場所に登ると…

第10回 私の家の話  伊佐治 弥生
2023年 · 2023/04/03
クドカンファンならおわかりだろうが、本歌取りのタイトルである。(最後にネタバレを含みます)私の母は昭和10年生まれ、朝鮮戦争小成金の長女として育ち、準ミス名古屋の称号も得、「医者をめざしていた」という話は…

第9回  こだわりの正体  大谷 えり子
2023年 · 2023/03/12
昨年の秋のこと。住んでいるマンションをリフォームすることにした。新築で入居し、かれこれ四半世紀。住人と一緒であちらこちらにガタがきていたし、子どもが巣立ったので気分を一新したいという思いもあった。ここはひとつ…

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